省エネ照明のデザイン性

今回環境省が実施したアワードに関しては、一般人の関心も非常に高かったようで、沢山の方々がブログやサイトに様々な声や情報を載せていらっしゃいます。
気になる方は一度、省エネ照明とデザインというキーワードで検索されてみてはいかがでしょうか。
実際問題、多数の商業施設で行なわれている省エネ照明のランクだろうと思った訳です。
このアワードは、そんなLEDを巧みに用いてデザイン性に優れた空間を作り出しているスポットを表象しようという企画。
うちこそが日本一の省エネ照明デザイン空間であると自負する施設が日本中から96箇所も応募して来たそうですよ。
本音を言うと、新聞を読んだ時には、へ〜っという完全トリビアの世界。
されど、明るさの面ではまだまだ賛否両論のLEDですが、その光は不思議と神秘的なイメージを持っています。省エネ照明はデザイン性も大事と言ったところなのでしょうか。
コストやCO2削減が大事なのは分かるけど、こんなに暗いとねぇとか、なんかここは明るさ的に空気が冷たいわねぇというのでは何もなりません。
実際問題、省エネ照明対策としてやたらめったら電気を消し歩くのはいただけないですものね。
やはり、照度は単純に目で見る明るさだけではなく、周囲の空気が持つ体感温度をも大きく左右するという事を前提にデザインする必要性があるのです。
そう、そこにはちゃんと、ただ単に省エネ照明としてLEDを採用しているのではなく、人々を満足させるだけのデザイン性を兼ね備えていたのです。
やっぱり百聞は一見にしかず、実際現地に足を運んで、その空間に佇むと、それなりの魅力は十二分に感じ取れます。

省エネ照明デザインアワードでグランプリを受賞した青山の根津美術館はちょっと遠いので、商業施設部門で大正を受賞した大阪駅の大丸百貨店へ行った私。
今年の春、昨年環境省が実施した「省エネ照明デザインアワード」の各賞が発表され、表彰式が行なわれました。
あのレベルの省エネ照明実施スポットなら、日本中にわんさかあるんじゃないのっと思った位です。
最近はイオンモールさんなんかでも、かなり省エネ対策が進んでいますからね。
今やすっかり省エネ照明の代表格となったLED電球、ご家庭でも採用されていらっしゃる方も多い事でしょう。
ただ、今回発表後に改めて行ってみて、この何気なくそこに自分がいられる雰囲気こそが高いデザイン性なのではないかと感じました。
そう、どこにでもあるんじゃないのっと思わせる省エネ照明のレベルこそが、そんじゃそこいらにはないデザイン性だったのです。