セサミオイルの酸化と抗酸化作用

まあ、そんなこんなで、良きにつけ悪きに付け、何かと効能を振りまいてくれるセサミオイル。
アンチエイジングに一役買うだの、足を引っ張るだのという様々な説が飛び交っているのは、恐らくセサミオイルと酸化の関係ではないかと思われます。
酸化というのは、言うまでもなく、その物質が空気中の酸素と結合して、水素を奪われた状態の違う物質になる事ね。セサミオイルは体にいいという説と、体に悪いという説がありますが、果たして、実際のところはどうなのでしょうか。
と言うと、ほら、やっぱりセサミオイルは体にいいんじゃないって思われちゃうでしょう。
ところが、この不飽和脂肪酸、その結合力がとても緩い物質で、すぐ酸素に割り込まれちゃうんですね。
だから、この不飽和脂肪酸を多く含むセサミオイルは、とても酸化しやすい物質だと言われる訳。
でもって、セサミオイルには、リノール酸オレイン酸などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
そこで、特に古くなったセサミオイルは体によくないと言われるんですね。
それに、食べるよりも、肌に塗る方が、ずっと安心と言えば安心でしょう。
確かに、セサミオイルに含まれているリノール酸は、特に酸化しやすい物質で、光や熱、そして空気に触れると、とても危険かも知れません。
しかし、一方で、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸は、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減少させる働きを持ち合わせています。
そして、セサミオイルには、自らの酸化を防ぐための抗酸化作用も豊富に含まれているのです。
ビタミンEをはじめ、セサミンやセサミノールなどのゴマリグナンは、他の植物油には含有されていないオリジナルの抗酸化成分。
ただ、何事もほどほどが大事、単純に体にいいとか悪いとかという問題ではなく、その摂取量や摂取方法にも、人それぞれの課題があるでしょう。

セサミオイルは抗酸化作用の強い油ですから、食べるよりも肌に塗った方が、より一層アンチエイジング効果を実感出来るかも知れません。
何故なら、肌の老化は酸化によるものですから、セサミオイルの抗酸化作用が、肌にも働きかけ、ハリや潤いを保ってくれるという訳です。
セサミオイルの酸化の強さと抗酸化作用の関係については、様々なブログやサイトで紹介されています。
そういう事を踏まえて、セサミオイルの酸化を取り上げたブログやサイトを今一度読んでみられてはいかがでしょうか