環境省の省エネ照明対策

省エネ照明対策をいきなり指示されてもねぇ、それなりの手間とお金が掛かります。
特に、今のところ、これと言った助成のない一般家庭での省エネ照明対策は結構大変なのではないでしょうか。
まあね、これが企業ともなると話は別で、環境省が支援してくれる制度なども設けられているようですから、取り組む価値はそれなりにあるのでしょう。
と、私は思うのですが、さてさてどうなんだろう、そこまでまだ一個人の認識というのも確立されていないのかなぁ。
環境省が様々な条件から審査し、ここに省エネ照明をモデル的に導入したいと思わなければならないのです。
確かに、多くの企業では照明がその電力使用率の2割程度を占めているそうですが、もっと他にも見直すべき部分はありますよね。
基本的にこちらは、CO2の排出量が1990年比で約4割増加している店舗やオフィス、公共施設などが対象ですので、お間違えなく。
て、どちらにしても、ね、やっぱ一般家庭の省エネ照明対策には関係のない話なのであります。

省エネ照明でCO2の削減に徹するには、やはり大きな施設から改善するべきだというのが環境省のお考えなんでしょうね。
ただ、事業所よりも一般家庭の方が絶対数ははるかに多い訳ですから、やはり一般家庭の省エネ照明対策と言うのも、それなりに重視するべきなのではないでしょうか。
現実には、省エネ照明の導入と平行して、空調設備やIT設備も見直す必要があるのではないでしょうか。
それに、東日本大震災以降、環境省は省エネ照明推進事業どころじゃないっていう部分もありますものね。
勿論、電力不足が避けられない今の日本において、全ての面で省エネを考える事は必要不可欠なんだけど、それ以上に放射能対策の方が先と言えば先ですもんね。
でも、個人的にはやっぱ今こそ省エネ照明推進に力を入れてもらいたいものです。
しかも、このモデル事業に応募したからと言って、全ての企業がサポートを受けられる訳ではありません。
実際問題、この20年間で日本の企業の環境は大きく変わり、今まで全て人力で行なわれていた作業の大半を機械が行なうようになりました。
即ち、IT化の進化は、電力使用率を上げている訳ですから、本気で環境問題に取り組むのであれば、省エネ照明対策と同じ位こちらも大きなポイント。
この対象条件はよく分かるのですが、果たして、省エネ照明に取り組んだだけで、本当にCO2の排出は4割削減出来るのでしょうか。
あっ、そうそう、この環境省の省エネ照明プロジェクトについて、もう一個大事な事を忘れていました。
そんなこんなを考えると、環境省さんには、今一度省エネ対策を根本から見直してもらういい機会ではないかなぁっとも思います。