素焼きタジン鍋

なんと言っても、手軽さが売りのタジン鍋、やっぱチンして楽チン調理と行きたいですもんね。
なので、タジン鍋の鍋は、基本的には素焼きの土鍋なのですが・・・。
とは言え、今や日本でも、有田焼や備前焼のような高級陶磁器のタジン鍋が多数市販されています。
材質は何であれ、タジンポットで作れば、取り敢えずタジン鍋になる訳ですからね。
電子レンジ対応のタジン鍋は、益々その売れ行きを伸ばして来ているようです。
そうなると、当然素焼きの土鍋ではなくなる訳ですが、まあ使い勝手がいいのは確かでしょうね。
そのためには、風情ある素焼きの土鍋でとは行かない人が多いのでしょう。
野菜を山積みにしてもしっかりと蓋が閉まるように、あんな可愛らしい帽子のような形の蓋が付いているんですね。
という事で、本当のタジン鍋を味わいたいのなら、やはり見た目も肝心。
ただし、タジン鍋に限らず、土鍋というのは、その火加減や水分量が案外難しいものです。
ただ、我々素人が、そこまで鍋に気を遣いながらタジン鍋を食べてもねぇ。
そのため、強火では使用しないようにという説明書が添えられているタジン鍋もありますね。
また、一番最初にタジン鍋ではなく、ごはんを入れてタジン雑炊を作るとひび割れしにくくなるという話も聞いた事があります。
いずれにせよ、ちょっと取り扱いが面倒だと思われる方は、土鍋に拘らず、耐熱性の騰貴や鉄鍋を使われても別にいいのではないでしょうか。
強火で一気に加熱すると、ひびが入ってしまい、そこから割れてしまいます。

タジン鍋への拘りは、タジンポットからという専門家もいらっしゃいます。
そういう方は、やはり従来の素焼きのタジン鍋を使われるのでしょう。
どんなに火加減や水分量が難しくても、そこまで拘りを持っていらっしゃる位の方なら、謂わばプロみたいなものですから、それはそれでいいと思います。

タジン鍋の特徴の一つに、三角帽子のような背の高い蓋があります。
余り美味しくないかも知れないので、個人的には使い安い鍋を使って作るのが一番だと思います。
そんなタジン鍋の情報は、グルメ関連や調理器具関連のブログやサイトにいろいろ載っているので、じっくり調べてから検討するといいでしょうね