国産黒セサミオイルの高級品

だから、やっぱりエクスペンシブ、黒セサミオイルで揚げた天ぷらは、まさしく究極の日本の晩ご飯だと言えるでしょう。
とても貴重な国産の黒セサミオイルで揚げたテンプラを食べようという、究極の晩ご飯という企画だったんだけど、私も初めて黒ゴマから油を作るところを見ましたよ。
そもそも、焙煎と生搾りの違いというのは、圧搾して油を抽出する前にごまを炒るか炒らないかの違い。
う〜ん、なんて美味しそうなんだろう、私も何がなんでも食べてみたい、国産の黒ゴマから作られた国産黒セサミオイルで揚げた天ぷら。
正直、焙煎する事によってあのセサミオイル独特の香ばしい色と香りが出るのです。
ではでは、なぜ、白ごまから作る油よりも、黒ごまから作るセサミオイルの方が貴重品なのでしょうか。
それは実に簡単な理由で、黒ごまの表皮はとても硬いため、油を絞り出すのが大変だからです。
つまり、国産の黒ごまオイルというのは、余り生産されていなくて、余り市販されていないという事なんですね。
ですから、黒セサミオイルとそれを製造している工場は、よくテレビや雑誌に取り上げられています。
でも、実際には、例え焙煎物であっても、黒ごまから作られるセサミオイルの方が、ずっと高級品なんだそうですよ。
実はこの工場、以前にもNHKの朝の情報番組で紹介されていたらしくて、そう言えば、母がそんな話をしていました。
私たちがよくスーパーマーケットなどで見掛ける茶褐色のセサミオイルは、みんな焙煎物です。
だから、厳密には、このセサミオイルで揚げた天ぷらは、100パーセント究極の日本の晩ご飯だとは言えないんだけど、まあ、そんなことはどうでもいいですよね。
ついこの間も、人気テレビ番組ミリオンダイスの中で、いとうあさこさんと渡辺直美さんが鹿児島の製油所を訪ねていました。

セサミオイルの材料となるゴマは、その90パーセント以上が輸入品で、しかも、大抵のは、白ごまから搾油されたものです。
他にも国産の黒セサミオイルを作っている工場はいくつかあるようですが、受注生産というところも少なくないようですね。
まあ恐らく安くはないだろうとは思っていましたが、値段を見て目が点になりましたよ。
ただし、天ぷらはもともと日本食ではなく、江戸時代にポルトガルから伝来した洋食でございます。
国産の黒セサミオイルだというだけでも貴重品なのに、その材料となるゴマまで国内産という自給自足のセサミオイル。
みんなが気にしている国産黒セサミオイル、天ぷらなら大勢で食べられるから、夏のボーナスで大試食会を開いてみるのもいいかも知れませんね