記憶術の関連本

記憶術に関する本は、年々発行部数を伸ばし続けているようだ。
先ず、記憶術を学ぼうと考えたとき、一番手っ取り早いのが「本」であろう。
複数の記憶術の、長所と短所をよくよく吟味して、あなたにとって最善の方法を見つけていただきたい。
それだけ多くの人達が、記憶術を身につけたいと思っている証拠だろうが、言われてみれば受験生を筆頭に、記憶力を要求される人は、相当いるのだから無理もない。
ネット書店である「アマゾン」や、「セブン&ワイ」を覗くと、記憶術関連の本の多さに驚かされるが、もっと驚くのが、記憶術関連本の中に、重版されている本が少なくない事だ。
記憶術の本に読まれてはいけないのであり、主導権は、常にこちらが握っていなくてはならないのである。

記憶術といっても、かなりの種類があるので、いきなり書店に出向いても、どれを買ったらいいか迷ってしまう可能性がある。
記憶術は、とどのつまり、頭の中での作業なので、百人いれば百通りの方法があってもおかしくはない。
まさに百花繚乱といった感じだが、開発者の名を冠した、これらの記憶術一つ一つに一家言があり、「売り」がある。
そうならないために、ネットなどで下調べしてから、記憶術の本を手に取った方が効率は良いだろう。
いかに優れた記憶術であっても、難解すぎたり、手順が煩雑なものは敬遠されてしまうだろう。
慢性的な不況と言われて久しい出版業界だが、記憶術の本に限っていえば、「活況」を呈していると言っても良いらしい。
その記憶術の本を、最大限に活かすべく、取捨選択は慎重に、且つ迅速に行うべきだ。
記憶術の本でも買って、頭の体操でもするかと言った「軽いノリ」の方もあろうし、迫り来る試験のために、早急に記憶力をアップさせたいという切実な方もいるはずだ。
主役であるはずの自分が、脇役になってしまうような記憶術は、論外だろう。
記憶術の為の記憶術ではなく、あくまでも本の読者の為の記憶術であるべきだ。