記憶術と左脳

記憶術は、現代人にとって関心の高い話題だが、暗記などを掌(つかさど)るのが、左脳であることは広く知られている。
所詮、記憶術といっても脳の問題であるので、頭脳の話を避けて通ることは出来ないであろう。
記憶術とまでは行かなくても、人間は大切なことを忘れないために、無意識で左脳を働かせているはずなのだ。
言い換えれば、記憶術は左脳の強化法と言っても良いだろうし、いかに左脳を刺激して、且つ活性化していくかと言う問題になってくる。
既存の記憶術に満足できなければ、自分でアレンジしてモノにしていただきたい。
私のような凡人には、ホッとするような話だが、ならば記憶術を使って左脳を強化することも、現実味を帯びてくる。
受験などで、必要に迫られて記憶術を使う場合と、純粋に左脳の鍛錬のために利用する場合とがあるだろう。
記憶術に振り回されてはいけないのである。
何かの本で読んだのだが、人間の脳は老齢になっても鍛えられるし、どんな天才でもその生涯で、脳細胞全体の、三分の一も使っていないと言われている。

記憶術を紹介しているサイトで、自分の感性にあったものをセレクトして、活用してみては如何だろうか。
自分に合った記憶術が見つけられた人は、受験に仕事にドンドン活用して、恩恵を受けて頂きたいものだ。
中には理解に苦しむ記憶術もあり、玉石混淆の体をなしているので、注意が必要である。
「術」という語句を使っている以上、記憶術はアイデアや工夫が命であろう。
こうしてみると、記憶術といっても、その人の人間性が滲み出てくるのだ。
それぞれにアイデアや工夫をこらして、独自の記憶術を編み出しているのだろう