家ダニの特徴

ツメダニによるアレルギーは刺されてもすぐに反応しないことです。
高温多湿に強く、温度が22〜28℃、湿度が60〜85%の時に家ダニは活発になります。
家ダニは人の赤やフケが好物で、食品にもつきます。
家ダニの80〜90%を占めるチリダニは噛んだりしませんが、その死骸や脱皮殻、糞などがさまざまなアレルゲンとされています。
ビル内に生息する家ダニが服について自宅まで持ち帰ってしまうケースもあります。
チリダニは死ぬとアレルギー等の害になりますので、夏場に家ダニが増える前に対策が必要です。
相対湿度60%以下にすることと、餌になる人の食べこぼしやフケなどはこまめに掃除することが家ダニ対策に必要です。

屋内の4〜5%を占める家ダニはツメダニで、7〜9月に異常発生し、人を刺します。
この家ダニは刺されてから5〜48時間後に反応が現れます。
この家ダニネズミに寄生して吸血しますが、人にも吸血します。
しかし通常家ダニは人を襲うことはありません。
家ダニは主にじゅうたんや畳、布製のソファやぬいぐるみに寄生しています。
この家ダニは特に新築後5年以内の住居の畳やウールじゅうたんに生息しており、5年を超えた住居でも、場合によっては翌年の夏に被害が発生することがあります。
家ダニであるツメダニの好物は、コナダニ、チリダニなどのほかのダニ類や、チャタテムシ等で、それらのエサがなくなると共食いし、その後人を襲ったりします。
ツメダニは一般的な殺虫剤ではなかなか死にません。
家ダニは吸血はしませんが、人の体液を吸います。
家ダニを根本から除去するには専門の業者にネズミ駆除を頼まなければなりませんが、普通の家ダニなら市販のゴキブリ用殺虫剤で死滅させることができ、散布するときは、床面だけでなく壁やその隙間にもまく必要があります。