地熱発電の歴史

地熱発電の歴史を辿ってみると、まず1904年にイタリアのラルデレロで作られました。
それが世界で初めて出来た地熱発電所と言えます。
世界の地熱発電設備容量では、アメリカが首位で、約9割がカリフォルニアに集中。
そして1925年に初めて地熱発電に成功しています。
フィリピンは火山国なので地熱発電大国と言えるでしょう。
約100年以上の地熱発電の歴史があり、非常に長いものと言えます。
地熱発電の開発費用も莫大なので、今後は政府の補助金引き上げ対応も必要でしょう。
そしてこの貴重なエネルギーを国産で地熱発電を採掘できるという利点もあります。
実用地地熱発電所としては、岩手県の松川地熱発電所が1966年に運転開始したのが最初とされています。
地熱発電は、石油や石炭などの化石燃料を使用しないクリーンエネルギーです。
そして、ネバダ州やユタ州ハワイ州地熱発電が行われています。
こうしたことから、地熱発電開発に理解が得られないという現状が残っています。

地熱発電の歴史的背景には、日本が火山大国で地熱発電に有効な国であるにもかかわらず、上手く推進できなかったことがあげられます。

地熱発電の日本の歴史を振り返ると、1919年に大分県で開発が始まっています。
また、温泉観光地も地熱発電の開発候補地となることが多く、温泉の枯渇や景観を損ねるとの懸念が強く指摘されています。
原油価格の変動リスクがないエネルギーとして、地熱発電は見直しが進められています。
日本においても90年前から地熱発電が行われており、その歴史は古いと言えます。
その理由には、地熱発電に対する地域住民の反対や法律上の規制などがあります。
新エネルギーとして地熱発電が有効に認められるまでには、まだまだ長い歴史が必要なのかもしれません